ハーバート・キッチナーとは?
はーばーときっちなー
ハーバート・キッチナーは19〜20世紀初頭の英国陸軍元帥で、スーダン遠征や南アフリカ戦争、第一次世界大戦の兵力増強で名を馳せた軍人です。
ハーバート・ホレイショ・キッチナー(1850〜1916年)は、アイルランド生まれのイギリス陸軍元帥で、大英帝国の植民地経営と軍事拡張を体現した指揮官の一人です。
彼の名声を一躍高めたのは1898年のオムドゥルマンの戦いです。スーダン遠征軍を率いてマフディー軍を圧倒し、スーダンを英国・エジプトの共同統治下に置くことに成功しました。この勝利によりキッチナー・オブ・ハルトゥームの称号を得ています。
続いて1899〜1902年の第二次ボーア戦争(南アフリカ戦争)では総司令官として赴任し、ゲリラ戦に対抗するため農場焼き討ちや強制収容所の設置といった強硬手段を取りました。これらは後に人道上の批判を受けています。
第一次世界大戦勃発後は陸軍大臣として、従来の職業軍人に頼らず一般市民から大規模な志願兵を募る「キッチナー陸軍」構想を推進し、英国の戦時体制を大きく変えました。「YOUR COUNTRY NEEDS YOU」と指差す有名な徴兵ポスターは今日でも広く知られています。1916年、乗艦した巡洋艦がドイツ軍の機雷に触れて沈没し、海上で命を落としました。
使い方・例文
イギリス近代史や第一次世界大戦を扱う書籍では、キッチナーの志願兵募集ポスターが当時の国民動員の象徴として紹介されます。また帝国主義時代のアフリカ植民地政策を論じる際にも頻繁に言及される人物です。
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