ハンミョウとは?
はんみょう
ハンミョウとは、鮮やかな金属光沢をもつ美しい甲虫で、「道おしえ」の別名で知られる素早い肉食性の昆虫です。
ハンミョウ(斑猫)は、コウチュウ目オサムシ科ハンミョウ亜科(あるいはハンミョウ科とする分類も)に属する甲虫の総称です。日本に広く生息するニホンハンミョウ(Cicindela japonica)は体長約2センチほどで、赤・緑・青紫などの金属光沢が混在する美しい体色を持ちます。
最大の特徴はその俊敏な動きです。人が近づくと素早く飛んで少し先に止まり、また追いかけると飛んでを繰り返します。この行動が「道を先に進んで教えてくれる虫」のように見えたことから、「道おしえ(みちおしえ)」という愛称がつけられました。
ハンミョウは肉食性で、大きく発達した大顎でアリや小昆虫を捕食します。視力が非常に優れており、複眼で素早く動く獲物を追跡します。幼虫は地面に垂直な穴を掘り、穴の入口で待ち伏せして通りかかる小昆虫を捕らえる習性があります。
日本全国の日当たりのよい砂地や砂礫地、農道脇などで見かけることができ、春から秋にかけて活動します。鮮やかな体色と独特の行動から、昆虫採集の対象としても人気があります。
使い方・例文
田んぼの畦道や山道を歩いていると、足元から飛び立って数メートル先に止まる美しい甲虫として目撃されることが多く、昆虫図鑑や自然観察会で紹介される代表的な昆虫のひとつです。
この用語をシェア
最終更新: