ハレームとは?
はれーむ
ハレームとは、中東・南アジアで広く食べられる小麦・豆・肉を長時間煮込んで粥状にした濃厚な伝統料理です。
ハレーム(Haleem)は、砕いた小麦(または大麦)・レンズ豆などの豆類・肉(牛・羊・鶏など)を水分がなくなるまで数時間かけて煮込み、全体をすり混ぜてポタージュ状に仕上げた料理です。インド・パキスタン・バングラデシュ・イラン・アラビア半島など広い地域で食べられており、地域によって「ハリーム(Harees)」「ハリーサ(Harissa)」など名称が異なります。
起源は古く、アラビア半島やペルシャの伝統料理に遡るとされており、イスラム文化圏では特にラマダン明けのイード・アル=フィトルや宗教的な集まりで振る舞われます。長時間の調理が必要なため「忍耐の料理」とも呼ばれます。
一般的な材料と特徴は以下のとおりです。
- 骨付き羊肉または牛肉(骨からスープが出て風味を増す)
- 砕き小麦・レンズ豆・ひよこ豆
- ショウガ・ガラムマサラ・ターメリックなどスパイス
- 仕上げに揚げタマネギ・コリアンダー・レモン汁・ギーをトッピング
高タンパクで栄養価が高く、長時間煮込むことで消化しやすくなる点が評価されており、病人食や体力回復食としても利用されてきました。パキスタンのカラチやハイデラバードでは専門店が軒を連ね、朝食や断食明けの食事として欠かせない存在です。
使い方・例文
ハレームはラマダン期間中、日没後の断食明け(イフタール)に温かい状態で供されることが多く、スプーンで食べるポタージュ状の食感が特徴です。
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