ハネナガイナゴとは?
はねながいなご
ハネナガイナゴとは、翅が腹部末端を超えて長く伸びる特徴を持つイナゴの一種で、水田や草地に広く生息しています。
ハネナガイナゴ(翅長稲子、学名:Oxya japonica)は、バッタ目イナゴ科に属する昆虫です。「ハネナガ」は翅が長いことを意味し、後翅が腹部末端より著しく長く伸びることが最大の特徴で、同じイナゴ属の近縁種(コバネイナゴなど)と区別するポイントになります。
体長はオスで25〜35ミリメートル、メスは30〜40ミリメートル程度です。体色は緑色または褐色で、目の後方から翅にかけて褐色の縦縞が入ります。後肢は発達した跳躍脚で、危険を感じると素早く跳んで逃げます。
日本全国の水田・水辺の草地・農地周辺に広く分布しており、イネをはじめ各種イネ科植物を食べます。農業害虫として稲作に被害を与えることがあり、大発生すると稲の葉を大量に食害します。一方で、コバネイナゴとともに食用昆虫(佃煮など)として利用される歴史もあり、長野県など内陸部では今も郷土食として親しまれています。
成虫は秋(9〜11月)に多く見られ、晩秋に交尾・産卵します。卵は土中に産み付けられ、翌春に孵化します。飛翔力が高く、コバネイナゴよりも活発に飛び回る様子が観察されます。
使い方・例文
秋の水田や草地での農作業・自然観察の場面や、長野県の郷土食(イナゴの佃煮)の話題として登場します。
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