ハナスゲとは?
はなすげ
ハナスゲとは、ユリ科(またはキジカクシ科)に分類されるアジア原産の多年草で、根茎が生薬「知母」として漢方に用いられる植物です。
ハナスゲ(花菅、学名:Anemarrhena asphodeloides)は、キジカクシ科(またはユリ科)に分類される多年草です。中国・朝鮮半島・日本(北部)に分布し、日当たりの良い草地や斜面に自生します。日本では栽培もされており、薬用植物として知られています。
形態:葉は線形(細長い葉)でスゲ(カヤツリグサ類)に似た草姿から「ハナスゲ」の名があります。草丈は50〜100cmほどで、夏(6〜7月)に細長い花茎を伸ばし、淡紫色〜白色の小花を多数穂状に咲かせます。花後には紡錘形の果実ができます。根茎は横に伸び、表面は繊維状の葉鞘で覆われています。
薬用としての利用:根茎を乾燥させたものが生薬「知母(チモ)」として利用されます。漢方では清熱・滋陰・潤燥の効能があるとされ、発熱・口渇・空咳・盗汗(寝汗)・便秘などへの処方に用いられます。含まれる主要成分にはマンギフェリン・アネマルサポニンなどがあります。「白虎加人参湯」「知柏地黄丸」などの漢方処方に配合されます。
観賞価値:整然とした線状の葉と穂状の花が美しく、庭園や公共緑地の景観植物としても植えられることがあります。
使い方・例文
漢方薬局や薬膳の文脈で「知母(チモ)」として登場します。高熱や口の渇きを伴う症状の処方に配合されることが多く、漢方の学習や生薬研究で扱われる植物です。
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