ハドロサウルス科とは?
はどろさうるすか
ハドロサウルス科とは、白亜紀後期に繁栄した大型草食恐竜のグループで、「カモノハシ竜」とも呼ばれます。
ハドロサウルス科(Hadrosauridae)は、中生代白亜紀後期(およそ1億年前〜6600万年前)に北米・アジア・ヨーロッパなど広い地域で繁栄した鳥脚類恐竜の大きなグループです。口吻部が平たく広がった形状からカモノハシ竜(ダックビル恐竜)とも呼ばれます。
ハドロサウルス科の特徴として、以下が挙げられます。
- 体長は種により5〜15メートル程度、体重は数トンに達するものも多い
- 歯は何百本もが密集した「歯列板」を形成し、硬い植物もすり潰して食べられた
- 後肢で立ち上がることも、四肢で歩くことも可能な二足・四足兼用の歩行
- 頭部にトサカ(冠)を持つ種(ランベオサウルス亜科)と持たない種(サウロロフス亜科)に大別される
トサカは中空構造をもち、鳴き声の共鳴や仲間への視覚的シグナルとして機能したと考えられています。パラサウロロフス・エドモントサウルス・コリトサウルスなどが代表的な属として知られます。
ハドロサウルス科は白亜紀末の大量絶滅で他の非鳥類型恐竜とともに滅亡しましたが、化石が豊富で保存状態が良好なものも多く、恐竜研究において最もよく調べられたグループのひとつです。
使い方・例文
博物館の恐竜展示でトサカのある大型草食恐竜の骨格を見かけた場合、それはハドロサウルス科である可能性が高く、白亜紀後期の生態系における主要な草食動物の姿を示しています。
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