ハコフグ科とは?
はこふぐか
ハコフグ科とは、硬い甲羅状の体を持つ独特な形態の魚類のグループで、熱帯・亜熱帯のサンゴ礁に多く生息しています。
ハコフグ科(学名:Ostraciidae)は、フグ目に属する海水魚の科です。英語では「Boxfish」や「Trunkfish」と呼ばれ、その名のとおり箱形の外見が最大の特徴です。
ハコフグ科の体は、骨板が融合してできた硬い「甲板(こうばん)」に覆われています。この甲板は頑丈な装甲のように機能し、外敵から身を守る役割を果たします。ただし体全体が固いため、泳ぐ際は胸びれや尾びれを主に使って推進力を得る独特の遊泳スタイルを持ちます。
ハコフグ科の主な特徴をまとめると次のとおりです。
- 体形が箱形または三角柱形で、断面が三角・四角・五角などの種がある
- 皮膚の毒腺からオストラシトキシンと呼ばれる毒を分泌できる種がいる
- 体色が鮮やかで、黄色地に黒い水玉模様を持つコンゴウフグが観賞魚として人気
- インド太平洋・大西洋の熱帯・亜熱帯域のサンゴ礁や岩礁に分布する
- 甲殻類や小型の無脊椎動物、藻類などを食べる雑食性
水族館でも人気の高いグループであり、ダイビングスポットでも観察されやすい魚です。毒を持つ種は水槽内で他の魚に害を与えることがあるため、飼育には注意が必要です。
使い方・例文
「ダイビング中にサンゴ礁の隙間をゆっくりと泳ぐコンゴウフグはハコフグ科の代表種で、その箱形の体がひときわ目を引く。」
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