フグ科とは?
ふぐか
フグ科とはフグ目に属する魚類の科で、強力な毒テトロドトキシンを持つフグ類を中心に含む分類群です。
フグ科(Tetraodontidae)は、条鰭綱フグ目に属する魚類の科で、世界中の熱帯・亜熱帯から温帯の海域を中心に約30属190種以上が知られています。「テトラオドン」という学名はギリシャ語で「4本の歯」を意味し、上下の顎にそれぞれ2枚ずつ融合した板状の歯(嘴状歯)を持つことに由来します。
フグ科の代表的な特徴は以下のとおりです。
- テトロドトキシン(TTX):肝臓・卵巣・皮膚・腸などに含まれる強力な神経毒。フグ自身が生産するのではなく、毒素を持つ細菌や餌から蓄積するとされている
- 膨張行動:危険を感じると水や空気を腹部に取り込み、球状に体を膨らませて外敵を威嚇する
- 小さな背びれと胸びれによる独特の泳ぎ方
- 硬い皮膚と小棘(しょうきょく)を持つ種が多い
日本ではトラフグ・マフグ・ヒガンフグなどが食用として珍重されており、特にトラフグは「てっさ(刺身)」や「てっちり(鍋)」として高級料理に用いられます。日本では食用フグの調理には都道府県が定める資格が必要であり、厳格な規制のもとで流通・調理が行われています。淡水域に生息する種(アベニーパファーなど)はアクアリウムでも人気があります。
使い方・例文
フグ料理専門店でトラフグのてっさを注文したが、フグ科の魚は毒を持つため、調理師免許とは別に専門の資格を持つ料理人のみが調理できる。
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