ヌメリスギタケモドキとは?
ぬめりすぎたけもどき
ヌメリスギタケモドキとは、ヤナギなどの広葉樹の枯れ木に群生する食用きのこで、表面のぬめりと黄褐色の傘が特徴の秋の味覚です。
ヌメリスギタケモドキ(学名 Pholiota aurivella)は、モエギタケ科スギタケ属に属する中型のきのこです。秋にヤナギ・ハンノキ・ポプラなどの広葉樹の枯れ幹や倒木に群生し、北海道から九州まで日本各地に分布します。
名前に含まれる「ヌメリ」が示すように、傘の表面が強いぬめりに覆われているのが最大の特徴です。傘は黄褐色〜橙褐色で、表面に暗褐色のぬめりのある鱗片(うろこ)が付着します。柄も同様にぬめりがあり、上部には白いつばの痕跡が残ります。なめこに似た外観と食感を持ちます。
食用としての利用に際しては以下の点が重要です。
- 十分に加熱すれば食べられる食用きのこだが、生食は避ける
- ぬめりを生かして汁物・鍋料理・和え物などに向く
- 似た名前の「スギタケ」は胃腸障害を起こす場合があり、混同に注意が必要
- 「ヌメリスギタケ」(柳以外の木に生えるタイプ)との見分けも必要
採取の際は、生育環境(ヤナギなどの広葉樹かどうか)や傘のぬめり具合、鱗片の状態をよく確認することが大切です。山菜採りの現場ではなめこと混同されることもありますが、なめこより大型で傘の色が明るい橙褐色であることで区別できます。確実な同定ができない場合は採取・喫食しないことが基本です。
使い方・例文
秋の山でヤナギの倒木にオレンジ色のぬめりのあるきのこが群生しているのを見かけた際、それがヌメリスギタケモドキで、正しく同定できれば鍋や味噌汁の具材として味わえます。
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