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ニュートリノ振動とは?

にゅーとりのしんどう

ニュートリノ振動とは、飛行中のニュートリノが電子型・ミュー型・タウ型の間で変化(振動)する量子力学的現象で、ニュートリノが質量を持つ証拠です。

ニュートリノ振動(Neutrino oscillation)とは、飛行中のニュートリノが、電子ニュートリノ・ミューニュートリノ・タウニュートリノという3種類(フレーバー)の間を周期的に変化する量子力学的な現象です。

素粒子の標準模型では長らくニュートリノの質量はゼロとされてきましたが、1998年に日本のスーパーカミオカンデ実験がニュートリノ振動の証拠を発見し、ニュートリノが微小ながら質量を持つことを示しました。この業績は2015年のノーベル物理学賞(梶田隆章氏)につながりました。

振動が起こるメカニズムは量子力学に基づいています。ニュートリノのフレーバー固有状態(相互作用の種類)と質量固有状態が一致しないため、3種類の質量固有状態が異なる速度で位相を変えながら進みます。その結果、ある距離を進んだ後にフレーバーを測定すると、別のフレーバーとして検出される確率が生じます。

ニュートリノ振動に関する重要な点は以下のとおりです。

  • 太陽から来る電子ニュートリノが途中でフレーバーが変わり、検出数が減る「太陽ニュートリノ問題」の解答となった
  • 宇宙線が大気で反応して生じるミューニュートリノの消滅もこれで説明できる
  • 振動の「振れ幅」は混合角、「周期」は質量二乗差で決まる
  • ニュートリノが質量を持つことは標準模型の拡張を必要とする

現在も世界各地の実験施設(T2K、NOvA、KamLANDなど)でニュートリノ振動パラメータの精密測定が進められており、物質優勢宇宙の謎を解くCP対称性の破れとの関連が注目されています。

使い方・例文

「太陽で生まれた電子ニュートリノが地球に届く間に別の種類に変わってしまうのがニュートリノ振動で、スーパーカミオカンデはこの現象を世界で初めて明確に捉えました。」

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