梶田隆章とは?
かじたたかあき
梶田隆章とは、ニュートリノに質量があることを示すニュートリノ振動の発見によって2015年にノーベル物理学賞を受賞した日本の物理学者です。
梶田隆章(かじた たかあき、1959年〜)は、埼玉県出身の物理学者です。埼玉大学を卒業後、東京大学大学院に進学し、小柴昌俊のもとで宇宙線・ニュートリノの研究を始めました。現在は東京大学宇宙線研究所長を務めています。
梶田の中心的な業績は、岐阜県神岡町の地下に設置された大型水チェレンコフ検出器「スーパーカミオカンデ」を用いた研究から生まれました。大気ニュートリノ(宇宙線が大気と衝突して生成されるニュートリノ)を詳細に観測・分析した結果、ニュートリノが飛行中に別の種類のニュートリノへと変化する「ニュートリノ振動」の証拠を1998年に発表しました。
この発見が画期的だったのは、ニュートリノ振動が起きるためにはニュートリノが質量を持たなければならないことを意味するからです。素粒子物理学の標準模型ではニュートリノを質量ゼロとして扱っていたため、この発見は標準模型の修正を迫る重大な発見でした。
この功績により、梶田はカナダのアーサー・マクドナルドとともに2015年のノーベル物理学賞を受賞しました。師の小柴昌俊に続くノーベル賞受賞であり、スーパーカミオカンデを擁する神岡研究施設の世界的な重要性を改めて証明した受賞でもありました。
使い方・例文
物理の授業や科学番組で素粒子ニュートリノの話題が出るとき、スーパーカミオカンデと梶田隆章の名前はセットで紹介されることが多い。
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