ニホンミツバチとは?
にほんみつばち
ニホンミツバチとは、日本在来のミツバチで、セイヨウミツバチとは異なる独自の生態と防衛行動を持つ重要な在来種です。
ニホンミツバチ(学名:Apis cerana japonica)は、日本列島に古くから生息する在来のミツバチです。ミツバチ属に属し、東洋系ミツバチ(Apis cerana)の日本亜種とされています。セイヨウミツバチ(Apis mellifera)に比べてやや小型で、体色は黒みが強く、腹部に黄色と黒の縞模様があります。
ニホンミツバチの最大の特徴として、天敵であるオオスズメバチへの独特な防衛行動が挙げられます。数百匹が一斉にオオスズメバチを取り囲み、羽を振動させて熱を発生させる「熱殺蜂球」と呼ばれる行動で、体温調節が苦手なスズメバチを42度前後の高温で窒息死させます。
蜂蜜の生産量はセイヨウミツバチより少ないですが、独特の風味を持つ「百花蜜」を産出します。また、病気への抵抗力が強く、農薬に対しても比較的強い側面があります。しかし、近年は生息地の減少や外来のミツバチ病害などにより個体数が減少傾向にあります。
日本の在来植物の花粉を媒介する重要な送粉者(ポリネーター)として、生態系の維持にも欠かせない存在です。近年では趣味の養蜂や環境保護活動の一環として、ニホンミツバチを飼育する人も増えています。
使い方・例文
日本の里山や森林に設置された丸太の巣箱にニホンミツバチが住み着く光景は、自然共生型農業や生態系保全の文脈でよく紹介されます。
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