セイヨウミツバチとは?
せいようみつばち
セイヨウミツバチとは、ヨーロッパ・中東原産のミツバチで、世界中に養蜂目的で普及した最も重要な蜜蜂であり、蜂蜜生産と農作物の受粉に欠かせない昆虫です。
セイヨウミツバチ(学名:Apis mellifera)は、ミツバチ科ミツバチ属に属する昆虫で、ヨーロッパ・アフリカ・西アジアを原産とします。現在では養蜂業のために世界中に持ち込まれ、蜂蜜・ミツロウ・ローヤルゼリーなどの生産、および農作物の受粉(花粉媒介)において世界で最も重要なミツバチ種となっています。
セイヨウミツバチの社会構造は高度に発達した真社会性を持ち、一つのコロニーは以下のような構成員から成り立っています。
- 女王蜂(1匹):産卵専門で、コロニーの繁栄を担う
- 働き蜂(数千〜数万匹):餌の収集・巣の建設・育児・防衛などを担う雌
- 雄蜂(数百匹、繁殖期のみ):女王との交尾が唯一の役割
セイヨウミツバチは日本へも明治時代に導入されました。しかし日本在来のニホンミツバチ(Apis cerana japonica)と比べ、日本固有のオオスズメバチに対する防衛能力が低く、養蜂場での被害が問題となることがあります。一方でニホンミツバチはオオスズメバチに対して熱殺蜂球(蜂球の発熱による撃退)という独自の防衛策を持っています。
近年、セイヨウミツバチのコロニー崩壊症候群(CCD)が世界的に問題となっています。農薬(特にネオニコチノイド系殺虫剤)・寄生虫(バロアダニ)・病原体・栄養不足などが複合的な原因として指摘されており、農業生産性への影響から国際的な保護対策が議論されています。
使い方・例文
「養蜂家はセイヨウミツバチの巣箱をリンゴ園に置き、受粉を助けながら蜂蜜も採取している」のように、農業・養蜂・生態系の文脈でよく使われます。
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