ニネヴェ遺跡とは?
にねゔぇいせき
ニネヴェ遺跡とは、古代アッシリア帝国の最盛期の首都として栄えた巨大都市の廃墟で、現在のイラク北部モスル近郊に位置します。
ニネヴェ(Nineveh)は、古代メソポタミア北部に栄えたアッシリア帝国の都市であり、紀元前7世紀のアッシュルバニパル王の時代に帝国最大の首都として繁栄しました。現在のイラク・ニーナワー県、モスル市の東岸にその遺跡が広がっています。
ニネヴェは当時の世界でも最大規模の都市のひとつとされ、以下のような特徴を持っていました。
- 城壁の総延長は約12キロメートルに達し、15の城門で守られていた
- アッシュルバニパル王の図書館には数万枚の粘土板文書が収蔵され、「ギルガメシュ叙事詩」の完全版もここで発見された
- センナケリブ王が建設した「類のない宮殿」とよばれる王宮跡が残る
- クユンジク丘(クユンジク・テペ)とネビ・ユニス丘(ヨナの丘)の2つの主要テルで構成される
紀元前612年、バビロニアとメディアの連合軍によって攻略・破壊され、アッシリア帝国は滅亡しました。その後は廃墟となり、聖書にも滅びの象徴として言及されています。
19世紀以降の発掘調査で多くの遺物が出土しましたが、2010年代のイスラム国(IS)による占拠・破壊でネビ・ユニス丘の遺跡が大きな損害を受けたことも国際的に知られています。
使い方・例文
「ニネヴェ遺跡のクユンジク丘では、アッシュルバニパル王の図書館から出土した粘土板の一部が大英博物館に展示されており、古代の知識の集積を今日に伝えている。」
この用語をシェア
最終更新: