アッシュルバニパルとは?
あっしゅるばにぱる
アッシュルバニパルは、古代アッシリア帝国最後の全盛期を築いた王で、世界最古の図書館を作ったことで知られます。
アッシュルバニパル(在位:紀元前669年頃〜紀元前631年頃)は、新アッシリア帝国の王であり、アッシリアの歴史上もっとも強大な支配者の一人です。父エサルハドンの死後に即位し、北アフリカのエジプトからイランのエラムに至る広大な領域を支配しました。
彼の最大の業績のひとつは、ニネヴェ(現在のイラク北部)に建設した王立図書館です。この図書館には、楔形文字で記された粘土板が数万枚収蔵されており、神話・詩・医学・占星術・法律など多岐にわたる知識が体系的に集められました。『ギルガメシュ叙事詩』の写本もこの図書館から発見されており、人類最古の文学作品の保存に大きく貢献しています。
軍事面では、エジプト遠征やエラム征服など積極的な拡張政策を取り、アッシリアの版図を最大化しました。一方で文化・学術にも深い関心を持ち、自ら楔形文字を読み書きできた稀有な君主でもありました。
しかしアッシュルバニパルの死後、アッシリア帝国は急速に衰退し、紀元前612年にニネヴェはバビロニアとメディアに滅ぼされました。その文化的遺産は現在も大英博物館などに収蔵され、古代オリエント研究の基礎となっています。
使い方・例文
「アッシュルバニパルの図書館から発掘された粘土板が、ギルガメシュ叙事詩の全貌を伝える最古の資料となっている」というように、古代文明・文字文化の文脈で登場します。
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