ニズホッグとは?
にずほっぐ
ニズホッグは北欧神話に登場する巨大な龍(蛇)で、世界樹ユグドラシルの根をかじり続ける破壊の象徴です。
ニズホッグ(Níðhöggr)は北欧神話に登場する龍または巨大な蛇(ヴィルム)の名で、「憎しみで攻撃するもの」「悪意の一撃者」などを意味するとされます。世界樹ユグドラシルの根元に住み、その根を永遠にかじり続けるという存在として描かれています。
北欧神話の宇宙観において、ユグドラシルは九つの世界をつなぐ巨大な聖なるトネリコの木です。ニズホッグはこの木の根、特に死者の国ニブルヘイムの根にひそみ、世界の秩序そのものを蝕む力をもつとされています。
ニズホッグの役割は多岐にわたります。
- ユグドラシルの根をかじり、世界の破滅(ラグナロク)へ向かわせる
- 死者の国ナストランドで、殺人者や姦通者などの罪人の遺体をむさぼり食う
- ラグナロク後も生き残り、翼で飛びながら死者の肉をくわえて現れるとされる
ニズホッグはスクワームル(リスのラタトスク)を通じて、木の上に住む鷲と互いに罵り合う関係にあります。これは世界樹を挟んだ上(天)と下(根・地下)の対立を象徴する描写とも解釈されます。ニズホッグは世界の終焉と再生を語る北欧神話の象徴的な存在です。
使い方・例文
ファンタジーゲームや小説でニズホッグの名が登場する場合、世界を滅ぼす邪悪な龍や古代の怪物として描かれることが多いです。
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