くわえとは?
くわえ
「くわえ」とは、口にものをはさんで持つ動作や状態を表す言葉で、日本の伝統芸能や絵画の世界でも独自の表現として用いられます。
「くわえ(銜え・咥え)」とは、口の中や唇ではさんでものを保持する動作・状態を指す日本語です。動詞「くわえる」の連用形が名詞的に使われる場合もあります。
日常的な場面では、タバコを口にくわえる、楊枝をくわえるなどの表現が一般的です。また、犬や猫が口に獲物やおもちゃをくわえる様子も同じ言葉で表します。
芸術・文化の文脈では、日本の伝統的な絵画や浮世絵において、人物が道具や装飾品を口にくわえた姿が描かれることがあります。例えば、髪結いの場面で職人が鬢付け油の容器や道具を口にくわえながら作業している様子などが題材になってきました。こうした描写は、両手が塞がった状態での熟練した作業ぶりを表現するとともに、生活の一場面をリアルに切り取った風俗画の特徴でもあります。
また「くわえ煙管(きせる)」のように、喫煙文化と結びついた描写も江戸期の絵画や文学に多く見られます。現代では喫煙シーンの描写が減る一方、アニメや漫画では棒や草などをくわえたキャラクター表現として引き継がれています。
使い方・例文
浮世絵の職人を描いた絵には、道具を口にくわえながら両手で作業する人物の姿が描かれることがあります。
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