本文へスキップ

ニザダイ科とは?

にざだいか

ニザダイ科とは、尾柄部に鋭い棘(とげ)を持つ草食性の海水魚グループで、サンゴ礁域に多く生息するスズキ目の科です。

ニザダイ科(学名:Acanthuridae)は、スズキ目に属する海水魚の科で、英語では「surgeonfish(サージョンフィッシュ)」または「tang(タング)」と呼ばれます。「外科医魚」の名は、尾柄部(尾の付け根)に発達した鋭い棘(骨性のメス状突起)を持つことに由来します。

この尾棘は防衛・闘争の武器として機能し、驚いたり危険を感じたりすると尾を素早く振って相手を傷つけることができます。種によって棘は固定していたり折りたたみ式だったりします。体は側扁した楕円形で、口は小さく唇が厚く、岩や珊瑚に付着した藻類をかじり取るのに適しています。

ニザダイ科の大多数は草食性または雑食性で、礁上に生育する付着藻類・珊瑚藻・藍藻などを主食とします。この摂食活動はサンゴ礁の植生管理に重要な役割を果たしており、藻類の過繁殖を防ぐことでサンゴの定着を助けます。

代表的な種にはナンヨウハギ(映画「ファインディング・ニモ」のドリーのモデルとして有名)、クロハギ、テングハギなどがあります。世界の熱帯〜亜熱帯海域に広く分布し、日本でも沖縄や鹿児島以南の珊瑚礁域で多くの種が観察されます。観賞魚としても人気が高い科です。

使い方・例文

熱帯魚ショップや水族館でカラフルな珊瑚礁魚として販売・展示される場面でよく登場します。アクアリウムでは「タング」や「ハギ」の名で親しまれており、海水魚飼育の入門魚としても紹介されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語