トビイカとは?
とびいか
トビイカとは、海面を飛び跳ねるように移動することで知られるイカの一種で、日本近海にも生息しています。
トビイカ(飛烏賊)は、ツメイカ科またはオモマストレフィダエ科に属するイカの仲間で、外洋性の頭足類です。最大の特徴は、天敵から逃げるために水面から飛び出し、ひれやふさふさした触腕を翼のように広げて数メートルから十数メートルにわたって滑空できる能力にあります。
飛翔のメカニズムは、外套膜(胴体)に海水を吸い込み、高速でジェット噴射して水面を離脱し、空気抵抗を利用して滑空するものです。着水後も再び噴射して連続的に飛び続けることがあります。この行動はカツオやシイラなど大型魚類に追われた際の逃避行動として観察されます。
日本では太平洋沿岸や九州周辺の温暖な海域で見られます。体長は成体で約20〜30センチメートル程度のものが多く、群れを作って回遊する習性があります。漁業の現場では船の上に飛び乗ってくることもあり、船員にとっては馴染み深い存在です。
食材としても利用されており、身は柔らかくクセが少ないため、刺身・焼き物・加工品など幅広い調理に向いています。自然界での飛翔行動は水産生態学の研究対象にもなっており、外洋生態系における捕食・被食の関係を理解する上で重要な種です。
使い方・例文
トビイカは船の近くで大型魚に追われると、海面から飛び出して空中を滑空する姿が目撃されることがあります。
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