トウゾクカモメ科とは?
とうぞくかもめか
トウゾクカモメ科とは、他の海鳥から食物を奪う習性で知られる海鳥の一科で、北極・南極圏を中心に世界の海洋に分布します。
トウゾクカモメ科(Stercorariidae)は、チドリ目に属する海鳥の一科で、英語では「skua(スクア)」または「jaeger(イェーガー)」と呼ばれます。「盗賊カモメ」の名が示す通り、他の海鳥が捕獲した魚や食物を空中で追いかけて横取りする「クレプトパラサイティズム(盗食寄生)」と呼ばれる行動が大きな特徴です。
体長はおおむね40〜65センチメートルで、カモメに似た体型をもちますが、くちばしや爪が強く、攻撃的な性質があります。羽色は褐色から黒褐色が多く、飛翔中に翼の白斑が目立ちます。世界に約7〜8種が知られており、主な種類には以下があります。
- オオトウゾクカモメ(南極・亜南極に生息する大型種)
- トウゾクカモメ(北極圏繁殖・南半球に渡る)
- シロハラトウゾクカモメ(細身で長い尾が特徴)
- ミナミトウゾクカモメ(南半球の海に生息)
繁殖地では地上に巣を作り、卵や雛を外敵から積極的に守ります。接近者に対してダイビングアタックを仕掛けることでも知られています。食性は盗食だけでなく、自ら魚や小動物・死骸も食べる雑食性で、海洋生態系の清掃者としての役割も担います。日本では冬季に太平洋沖などで観察されることがあります。
使い方・例文
洋上でカツオドリが魚を咥えて飛ぶと、トウゾクカモメが猛スピードで追いかけて食物を奪い取る場面が観察されることがあります。
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