トゥアレグ族とは?
とぅあれぐぞく
トゥアレグ族とは、北アフリカのサハラ砂漠を中心に暮らすベルベル系遊牧民族で、「砂漠の青い民」とも呼ばれます。
トゥアレグ族(Tuareg)は、北アフリカのサハラ砂漠とサヘル地帯に広く分布するベルベル系の遊牧民族です。主にニジェール・マリ・アルジェリア・リビア・ブルキナファソにまたがる広大な地域に居住しており、総人口は数百万人と推計されています。
「砂漠の青い民(Blue People of the Desert)」という異名は、男性が着用する藍染めの布(タゲルムスト)に由来します。この布は顔の大部分を覆うベール状の頭巾で、砂漠の砂嵐や強い日差しから身を守るとともに、見知らぬ人の前では顔を隠す文化的な意味も持っています。
トゥアレグ族の社会と文化の主な特徴は以下の通りです。
- 母系制的な氏族社会を持ち、財産や部族の所属は母方を通じて継承される
- ティフィナグ文字という独自の文字体系を持つ
- ラクダや牛・ヤギなどの家畜を伴う遊牧・半遊牧の生活を続けてきた
- 歴史的にサハラ交易路(塩・金・奴隷)の担い手として重要な役割を果たした
近代以降、植民地支配や国境線の設定によって従来の移動・交易が制限され、深刻な経済的困難に直面しました。マリやニジェールでは複数回にわたる反乱(トゥアレグ反乱)が起き、自治や独立を求める動きが続いています。現代においても伝統文化の保全と近代化の間で葛藤を抱えながら、その独自の文化を維持している民族です。
使い方・例文
ドキュメンタリー番組でサハラ砂漠を縦断するトゥアレグ族の隊商(キャラバン)の映像が紹介され、彼らの過酷な遊牧生活が描かれていた。
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