フリ族とは?
ふりぞく
フリ族とは、アフリカのチャド湖周辺に暮らす民族で、独自の言語・文化・農牧業を営む人々のことです。
フリ族(Fur people)は、主にスーダン西部のダルフール地方とチャドの一部に居住する民族集団です。「ダルフール」という地名自体が「フリ族の土地」を意味しており、その地域と歴史的に深く結びついています。
フリ族はナイル・サハラ語族に属するフリ語を母語とし、アラビア語も広く用いられています。伝統的に農業と牧畜を組み合わせた生活を営み、雑穀・ソルガム・落花生などを栽培してきました。
文化的には、イスラム教を信仰する人々が多く、独自の婚姻習慣や祭礼、口承文学が受け継がれています。家族・氏族単位の結束が強く、村落共同体を基盤とした社会構造を持ちます。
21世紀初頭のダルフール紛争(2003年〜)では、フリ族を含む農耕民と遊牧系民族との間で激しい衝突が起き、多くの犠牲者と難民を生む国際的人道危機となりました。この紛争は民族・政治・資源をめぐる複合的な要因を持ち、国際社会から大きな関心を集めました。
使い方・例文
国際ニュースで「ダルフール紛争」を取り上げる際に、フリ族は被害を受けた農耕民族の代表的な集団として登場します。
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