鳥山石燕とは?
とりやませきえん
鳥山石燕とは、江戸時代中期の浮世絵師で、日本の妖怪図像を体系的にまとめた画集を著し、後世の妖怪文化に多大な影響を与えた人物です。
鳥山石燕(とりやま せきえん、1712〜1788年)は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した浮世絵師・画家です。狩野派の絵師に師事して画の基礎を学んだ後、独自の画風で数多くの作品を残しました。なかでも、妖怪を主題とした画集群によって特に知られています。
石燕の最大の功績は、日本各地に伝わる妖怪・怪異を収集し、それぞれに名称と解説を付して視覚的に表現した「妖怪画集」を刊行したことです。代表的な著作として、
- 『画図百鬼夜行』(1776年)
- 『今昔画図続百鬼』(1779年)
- 『今昔百鬼拾遺』(1781年)
- 『百器徒然袋』(1784年)
石燕が描いた妖怪の多くは、中国の古典文献や日本の説話・俗信から着想を得ており、独自の解釈や創作も加えられています。その図像は後世の浮世絵師や小説家に広く参照され、現代に至るまで日本の妖怪イメージの原典として機能しています。水木しげるをはじめとする現代の妖怪クリエイターも石燕の画集から多くを学んでいます。
使い方・例文
日本の妖怪を調べるとき、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』はその名称・姿・由来の出典として、研究書や妖怪図鑑などに頻繁に引用されます。
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