ヴラフ人とは?
ゔらふじん
ヴラフ人とは、バルカン半島に居住するラテン系の民族集団で、ルーマニア語と近縁の言語を話す人々の総称です。
ヴラフ人(Vlach)は、バルカン半島全域に広がって居住するラテン語系言語を話す民族集団の総称です。ルーマニア人・モルドバ人と共通の祖先を持つとされ、古代ローマ帝国時代にラテン化されたダキア人やトラキア人の子孫と考えられています。
ヴラフ人という呼称はスラヴ語起源で、外部からの呼び名です。彼ら自身はアルーマニア語(マケドニア・ルーマニア語)やメグレノ・ルーマニア語など、ルーマニア語と近縁の独自の方言を話します。居住地域はギリシャ、北マケドニア、アルバニア、ブルガリア、セルビア、ルーマニアなど多岐にわたり、かつては山岳地帯を中心に半遊牧的な生活を送っていました。
ヴラフ人の文化的特徴としては以下の点が挙げられます。
- 伝統的な牧畜・交易を生業とし、山間部の季節移動を行っていた
- ギリシャ正教を信仰する集団が多い
- 独自のアルーマニア語・メグレノ語を保持している
- 各国で少数民族として存在し、文化保存の取り組みが続いている
現代ではギリシャ・北マケドニアなどに比較的大きなコミュニティが残っており、ヨーロッパ少数民族として認知されています。民族的アイデンティティの定義や分類については研究者間で議論が続いています。
使い方・例文
「ヴラフ人」はバルカン半島の民族史や文化の解説に登場し、「ヴラフ人はギリシャやマケドニアの山岳地帯で独自のラテン系言語を守り続けている少数民族だ」のように使われます。
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