本文へスキップ

モルドバ人とは?

もるどばじん

モルドバ人とは、東欧のモルドバ共和国を中心に居住するロマンス語系の民族で、ルーマニア人との関係が歴史的・文化的に深い人々です。

モルドバ人(Moldovan)とは、黒海北西に位置するモルドバ共和国の主要民族で、公用語であるモルドバ語(ルーマニア語と実質的に同一の言語)を話すロマンス語系民族です。人口の約7割をモルドバ人が占め、残りはルーマニア人・ウクライナ人・ロシア人・ガガウズ人などの少数民族で構成されています。

歴史的には、14世紀に成立したモルドバ公国が本来の国家的源流とされます。その後オスマン帝国の宗主権下に置かれ、19世紀初頭にはロシア帝国に割譲されて「ベッサラビア」と呼ばれました。20世紀にはルーマニアへの統合期(両大戦間期)とソビエト連邦のモルドバ・ソビエト社会主義共和国(1940〜1991年)としての時期を経て、1991年に独立しました。

「モルドバ人」とは固有の民族か、それともルーマニア人の一部かという問いは政治的に今もデリケートな問題です。ロシア・ルーマニア双方の影響圏に挟まれ、国内では親EU路線と親ロシア路線の対立が続いています。ワインの生産地として世界的に知られ、伝統的な農業文化と民族舞踊・手工芸も豊かです。

使い方・例文

東欧の民族問題やソ連崩壊後の独立国家を論じる文章で、モルドバ人のアイデンティティや地政学的立場がよく取り上げられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語