本文へスキップ

テレコネクションとは?

てれこねくしょん

テレコネクションとは、地球上の離れた地域の気象や気候が互いに連動して変動する現象のことです。

テレコネクション(teleconnection)とは、地理的に遠く離れた場所の大気・海洋の状態が、統計的に有意な相関を持って同時に変動する現象を指します。「遠隔相関」とも呼ばれます。

大気の波動(ロスビー波)が偏西風などの流れに乗って地球規模で伝播することで、ある地域の気圧や気温の異常が数千キロ離れた地域の天候に影響を与えます。海面水温の変化が引き金となるケースも多く、熱帯域の海洋変動が中緯度や高緯度の気象パターンを大きく変えることがあります。

代表的なテレコネクションとして以下が挙げられます。

  • エルニーニョ・南方振動(ENSO):熱帯太平洋の海面水温の変動が世界各地に異常気象をもたらす
  • 北極振動(AO):北極域の気圧変動が北半球の寒波・暖冬に影響する
  • 太平洋十年規模振動(PDO):北太平洋の数十年単位の海面水温変動パターン

テレコネクションの理解は、数週間から数ヶ月先の季節予報精度を高める上で非常に重要です。気象庁やWMOが発表する長期予報にも、こうした遠隔相関のパターンが活用されています。地球温暖化の進行に伴い、テレコネクションのパターン自体が変化しつつあるという研究も進んでいます。

使い方・例文

エルニーニョが発生した年は、テレコネクションの影響で日本では冷夏・暖冬になりやすいと言われており、農業や電力需要の予測に活用されています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語