ロスビー波とは?
ろすびーは
ロスビー波とは、地球の自転(コリオリ力の緯度変化)によって生じる大規模な大気や海洋の波で、天気や海流の長期的な変動に深く関わる現象のことです。
ロスビー波(Rossby Wave)は、地球の自転によって生じるコリオリ力が緯度によって変化すること(β効果)を復元力として西向きに伝わる大規模な波動です。1939年にスウェーデン出身の気象学者カール=グスタフ・ロスビーが理論化したことから、その名が付けられました。
コリオリパラメーター(f)は緯度が高くなるほど大きくなります。流体の塊が南北方向に変位すると、この変化が復元力として働き、波として伝わります。波長は数千キロメートルに及ぶことも多く、惑星波とも呼ばれます。
ロスビー波は大気と海洋の両方に存在します。
- 大気のロスビー波:偏西風の蛇行(ジェット気流の波打ち)として現れ、週〜月スケールの天気パターンや寒波・熱波の形成に影響する
- 海洋のロスビー波:海面高度・水温の変動として伝わり、エルニーニョ現象の終息など海洋変動に関与する
大気のロスビー波の位相速度は風速に対して遅いため、波が停滞すると同じ天気が長引く「ブロッキング現象」が起きることがあります。近年は気候変動との関係で、ロスビー波の振る舞いが変化し極端気象が増える可能性が研究されています。数値天気予報モデルにおいても重要な変数として扱われています。
使い方・例文
偏西風が大きく南北に蛇行し、日本付近で寒気が長期間停滞する「ブロッキング高気圧」を説明する文脈でロスビー波という言葉が登場します。
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