ツチボタルとは?
つちぼたる
ツチボタルとは、ニュージーランドやオーストラリアに生息する発光性の昆虫(キノコバエの仲間)の幼虫で、洞窟の天井に無数にぶら下がって青白く輝く光景が世界的に有名です。
ツチボタル(土蛍)は、双翅目(ハエ目)キノコバエ科に属する昆虫の幼虫です。「ボタル」と呼ばれますが、ホタル科の甲虫とは分類学的に全く異なるグループです。
最もよく知られる種は、ニュージーランド固有種のArachnocampa luminosaで、ニュージーランドのワイトモ鍾乳洞などに生息し、世界的な観光地となっています。オーストラリアにも近縁種が存在します。
幼虫は洞窟や湿気の多い断崖など暗所の天井に巣を張り、長い粘液製の糸(スヌット)を複数垂らします。腹部の発光器官でブルーグリーンの光を放ち、光に引き寄せられた小昆虫が糸に絡まったところを捕食します。つまり発光は「おとり」として機能する捕食戦略です。
多数の幼虫が洞窟の天井に集まると、まるで夜空の星のように見える神秘的な光景が生まれます。この光景は「グローワーム(発光虫)」として知られ、ニュージーランドの象徴的な自然の見どころとなっています。
幼虫期は数か月間続き、その後さなぎを経て成虫になります。成虫は口が退化して飲食できず、数日のうちに交尾・産卵を終えて死にます。
使い方・例文
「ニュージーランドのワイトモ鍾乳洞でボートに乗ると、天井一面にツチボタルが光り、まるで満天の星空の下にいるような体験ができる」という文脈で登場することが多いです。
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