ゾウアザラシ属とは?
ぞうあざらしぞく
ゾウアザラシ属とは、オスが象の鼻に似た大きな吻部を持つ大型のアザラシの仲間で、深海ダイビング能力に優れた哺乳類です。
ゾウアザラシ属(学名:Mirounga)は、ネコ目アザラシ科に属する属で、現在ミナミゾウアザラシとキタゾウアザラシの2種が知られています。名前の由来は成熟したオスの大きく膨らんだ吻部(ほんぶ)が象の鼻を連想させることから来ています。
ゾウアザラシはアザラシ類の中でも特に大型であり、オスは体長が4〜5mに達し、体重は2トンを超えることもあります。一方でメスはずっと小さく、オスの4分の1程度の体重しかありません。この極端な雌雄差はハーレム型の繁殖形態に関係しており、優位なオスが多数のメスとつがいになります。
ゾウアザラシの最大の特徴のひとつが、驚異的な潜水能力です。水深1500mを超える深海まで潜り、1時間以上も息を止めて魚やイカなどを捕食することが確認されています。これは哺乳類の中でも最高クラスの潜水能力といえます。
繁殖期には陸に上がりコロニーを形成します。ミナミゾウアザラシは南極周辺の島々に、キタゾウアザラシは北太平洋の沿岸に生息しています。かつて乱獲によって激減しましたが、現在は保護対象として回復しつつあります。
使い方・例文
「ゾウアザラシ属の繁殖期」には、オス同士が大きな声を上げて縄張り争いをする場面がドキュメンタリーなどでよく紹介されます。
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