キタゾウアザラシとは?
きたぞうあざらし
キタゾウアザラシとは、北太平洋に生息する大型のアザラシで、オスが大きな象のような鼻を持つことが名前の由来です。
キタゾウアザラシ(Northern Elephant Seal、学名:Mirounga angustirostris)は、アシカ科ゾウアザラシ属に分類される大型の鰭脚類です。北太平洋の東部、主に北アメリカ西岸のカリフォルニア州からメキシコのバハ・カリフォルニア半島にかけての島や海岸で繁殖します。
最大の特徴はオスの大きな鼻(象鼻)で、これは南半球に生息するミナミゾウアザラシと同様の特徴です。オスは体長が3メートルを超えることもあり、体重は2,000キログラム以上に達することもあります。一方、メスはオスよりはるかに小さく、体長は約2メートルほどです。この性差(性的二型)はほ乳類の中でも特に顕著なもののひとつです。
繁殖期(冬季)にはオス同士が激しく争い、優位なオスがハーレムを形成して多くのメスと交配します。繁殖が終わると長距離の回遊を行い、深海での魚類・イカ類の採食に費やします。1,500メートル以上の深さに潜ることができ、1回の潜水で1時間以上も水中に留まれる優れた潜水能力を持ちます。
19世紀に乱獲でほぼ絶滅寸前まで追い込まれましたが、保護活動によって現在は個体数が大幅に回復しています。
使い方・例文
カリフォルニア州のアノ・ヌエボ州立公園などでは、毎年冬に多数のキタゾウアザラシが上陸・繁殖する様子を間近で観察できます。
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