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ゼオライトとは?

ぜおらいと

ゼオライトとは、規則正しい細孔構造を持つアルミノケイ酸塩の鉱物・合成材料で、吸着・イオン交換・触媒として広く活用されます。

ゼオライト(zeolite)は、ケイ素(Si)・アルミニウム(Al)・酸素(O)を主成分とし、均一なナノサイズの細孔(孔)を無数に持つ多孔質鉱物の総称です。名称はスウェーデン鉱物学者クロンステットが1756年に命名したもので、ギリシャ語の「沸騰する石(zeo:沸く、lithos:石)」に由来します。加熱すると含有水が急に蒸発する性質から名付けられました。

ゼオライトの最大の特徴は「モレキュラーシーブ(分子ふるい)」としての働きです。細孔のサイズが分子レベルで均一なため、それより小さい分子を選択的に取り込み、大きい分子は通さないという性質を持ちます。この性質を利用した主な用途は以下の通りです。

  • 乾燥剤・吸着剤:水分や有害ガスの除去
  • イオン交換:硬水の軟化(洗剤への配合)、排水処理
  • 触媒:石油精製(流動接触分解)や排ガス浄化
  • 農業・土壌改良:保水性・保肥性の向上

天然ゼオライトはモルデナイト、クリノプチロライトなど数十種が知られており、日本でも秋田県や北海道などで産出されます。一方、工業用途には人工的に合成された合成ゼオライトが広く使われており、細孔サイズや化学組成を用途に合わせて精密に設計できます。

近年は二酸化炭素の回収・貯留(CCS)への応用や、医薬品の徐放制御への利用も研究されており、環境・エネルギー分野での重要性がますます高まっています。

使い方・例文

冷蔵庫の脱臭フィルターや洗濯用粉末洗剤の成分表示、あるいは化学・環境の授業で「吸着材」「分子ふるい」を説明する際にゼオライトが登場します。

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