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セラードとは?

せらーど

ブラジルの内陸部に広がる熱帯サバンナ地帯で、世界有数の生物多様性を誇りながら農業開発が著しく進む生態系です。

ラード(Cerrado)とは、ブラジル中部高原中心に南米に広がる熱帯サバンナ草原と疎林が混在する植生)の総称です。面積はおよそ200万平方キロメートルに及び、ブラジル国土の約20〜25パーセントを占めるとされます。

セラードの生態的特徴は際立っています。

  • 世界の熱帯サバンナの中でも最も多くの生物種を擁する「生物多様性のホットスポット」の一つ
  • 独特のコルク状樹皮と曲がりくねった幹を持つ低木林(カーポン)が景観を形成
  • 乾季と雨季がはっきり分かれ、頻繁な自然火災が植生維持に寄与
  • ブラジルを流れる主要河川(アマゾン川・パラグアイ川・サンフランシスコ川)の水源地帯

一方で、20世紀後半以降に農業開発が急激に進み、セラードの半分以上がすでに農地や牧草地に転換されたと推計されています。とりわけダイズ・トウモロコシ・砂糖キビの大規模農業が拡大し、ブラジルを世界有数の農業輸出国に押し上げた一因になっています。この開発によって固有種の絶滅リスクが高まり、温室効果ガスの排出源にもなっているため、アマゾン熱帯雨林と並んで環境保護の観点から国際的な注目を集めています。

使い方・例文

セラードの農地では大豆の大規模栽培が盛んで、日本に輸入される大豆や飼料の一部もこの地域で生産されています。

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