セスジキノボリカンガルーとは?
せすじきのぼりかんがるー
セスジキノボリカンガルーとは、パプアニューギニアや北オーストラリアの熱帯雨林に生息する樹上性のカンガルーで、木登りに適応した珍しい有袋類のことです。
セスジキノボリカンガルー(背筋木登りカンガルー)は、有袋目カンガルー科に属する動物で、学名はDendrolagus dorianusです。パプアニューギニアの山岳熱帯雨林に主に生息し、「ドリアキノボリカンガルー」とも呼ばれます。体長は50〜80センチメートル、尾長が同程度で、体重は6〜14キログラム程度です。
カンガルーというと地上を跳ね回るイメージが強いですが、キノボリカンガルーは樹上生活に高度に適応しています。前肢が強く発達しており、曲がった爪と木を抱きかかえやすい手を持ちます。また後肢は地上性カンガルーほど大きくなく、樹上でのバランスを取るための長い尾が発達しています。樹上で葉や果実を食べて生活し、地上に降りることも時々あります。
セスジキノボリカンガルーが注目される理由は次の通りです。
- カンガルーの祖先が樹上性だったと考えられており、進化の過程を理解するうえで重要な動物である
- 熱帯雨林の伐採・農地開発による生息地の喪失が個体数減少に直結している
- IUCNのレッドリストで脆弱(VU)または絶滅危惧に分類されている亜種もある
動物園での展示例は少なく、日本国内でも見られる施設は限られています。
使い方・例文
珍しい動物を紹介する番組や書籍で「セスジキノボリカンガルーは木の上で生活するカンガルーの仲間で、カンガルーの進化を考えるうえで貴重な存在だ」のように紹介されます。
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