スーフィズムとは?
すーふぃずむ
スーフィズムとは、イスラームの神秘主義的な思想・修行体系で、神との内的な合一を目指す精神的な探求を核心とする信仰の流れです。
スーフィズム(Sufism、アラビア語:タサウウフ)は、イスラームの中に発展した神秘主義的な思想と修行の体系です。8〜9世紀ごろのイラク・シリア周辺で、外面的な律法遵守だけでなく内面的な神との関係を深めようとする動きとして形成されました。「スーフィー」という名称は、粗毛(スーフ)で作った衣を身にまとった修行者に由来するとも言われます。
スーフィズムの中心的な概念は神との合一(ファナー)です。自我を消滅させ、神の存在のみが残る境地を目指す修行を通じて、究極の霊的体験を得ることを理想とします。
スーフィズムの主な特徴と実践は以下の通りです。
- ズィクル(神の名の反復):神の名や聖句を繰り返し唱える瞑想的実践
- セマー(旋回舞踊):メヴレヴィー教団の行う旋回舞踊は、神への没入を表す有名な実践
- 師弟関係(シェイフとムリード):精神的な師(シェイフ)の指導のもとに修行が進む
- 詩と音楽:ルーミーやハーフィズなどの詩人が神への愛を詩で表現した
スーフィズムはイスラーム世界全体に広まり、現在も中央アジア・南アジア・北アフリカなどに多くの教団(タリーカ)が存在します。普遍的な愛や内面の探求という側面から、宗教の枠を超えた関心も集めています。
使い方・例文
トルコのメヴレヴィー教団の白衣を着た「旋回舞踊(セマー)」はスーフィズムを代表する実践として世界的に知られており、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
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