律法とは?
りっぽう
律法とは、ユダヤ教における神から与えられた宗教・倫理・社会的規範の総称であり、特に旧約聖書のモーセ五書に記された命令・戒めのことです。
律法はヘブライ語で「トーラー(Torah)」と呼ばれ、本来は「教え」「指示」を意味します。狭義ではモーセ五書(創世記・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記)を指し、広義ではユダヤ教の宗教的規範全体を指します。
伝統的なユダヤ教では、律法は神がシナイ山でモーセを通じてイスラエルの民に授けたとされており、その数は613の戒めに分類されます。これらは大きく2つに分かれます。
- 積極的命令(行うべきこと):安息日の遵守、食物規定(コーシャ)の実践など
- 禁止的命令(してはならないこと):偶像崇拝の禁止、殺人・盗みの禁止など
キリスト教においては、律法への向き合い方が宗派によって異なります。パウロ書簡では律法は人間の罪を明らかにするものとされ、キリストによる恩寵(恵み)との対比で論じられることが多いです。一方、律法の精神的・道徳的意義は今日も広く認められています。
イスラム教における「シャリーア(イスラム法)」も律法と比較されることがあり、宗教と法の融合という観点で研究されています。
使い方・例文
「律法によれば安息日には労働が禁じられているため、正統派ユダヤ人は土曜日に調理や運転をしない。」というように、宗教的規範を指す文脈で使われます。
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