モーセ五書とは?
もーせごしょ
モーセ五書とは、旧約聖書の最初の5冊(創世記・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記)の総称で、ユダヤ教・キリスト教の根幹をなす聖典です。
モーセ五書とは、ヘブライ語聖書(旧約聖書)の冒頭を構成する5つの書物の総称です。ユダヤ教では「トーラー」(律法・教え)、ギリシャ語では「ペンタテューコス」(五書)とも呼ばれます。伝統的にはモーセが神の啓示を受けて著したとされますが、現代の聖書学では複数の資料が編集されたものと理解されています。
五書を構成する各書の内容は以下のとおりです。
- 創世記:天地創造・アダムとエバ・ノアの洪水・族長たちの物語
- 出エジプト記:モーセによるイスラエル民族のエジプト脱出と十戒の授与
- レビ記:祭儀・聖さの律法・祭司制度の規定
- 民数記:荒野の旅と民の数・さまざまな法律と出来事
- 申命記:モーセによる律法の繰り返しの説教と遺言的演説
モーセ五書はユダヤ教において最も権威ある聖典とされ、シナゴーグでの礼拝では羊皮紙に書かれた「トーラーの巻物」が用いられます。キリスト教でも旧約聖書の核心部分として重んじられ、イスラム教でもモーセに授けられた啓示として敬われています。また道徳・法律・歴史観など西洋文明の精神的基盤に深く影響を与えてきました。
使い方・例文
「十戒」や「愛には目には目を」といった有名な聖句はモーセ五書に由来し、現代の法思想・倫理観・芸術・文学にも広く引用されています。
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