スターバト・マーテルとは?
すたーばとまーてる
スターバト・マーテルとは、十字架のもとに立つ聖母マリアの悲しみを詠んだ中世ラテン語の聖歌で、多くの作曲家が声楽曲として作曲してきた宗教的詩文です。
スターバト・マーテル(Stabat Mater)はラテン語で「母は立っていた」を意味し、十字架に磔にされたキリストのそばに立ち悲しむ聖母マリアの姿を描いた中世の聖歌です。13世紀のフランシスコ会修道士ヤコポーネ・ダ・トーディの作とされる詩文がもとになっており、全20節から構成されます。
カトリック教会では聖金曜日や「苦しみの聖母」の祝日などに歌われてきた典礼用聖歌ですが、その豊かな感情的内容から多くの作曲家が独自の声楽曲として作曲し、宗教的コンサート作品としても広く演奏されるようになりました。
著名なスターバト・マーテルの作曲家と作品には以下のものがあります。
- ペルゴレージ(1736年作、二重唱と弦楽合奏による)
- ハイドン(1767年頃作、大規模な合唱版)
- ロッシーニ(1832年・1841年改訂版、オペラ的な華やかさ)
- ドヴォルザーク(1877年作、交響的合唱曲)
- プーランク(1950年作、無伴奏合唱版)
使い方・例文
「演奏会でロッシーニのスターバト・マーテルが取り上げられ、ソリスト4人と合唱団が聖母の悲しみを壮大に表現した」という形で使われます。
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