ジョロウグモとは?
じょろうぐも
ジョロウグモとは、日本を代表する大型のクモで、黄色と黒の縞模様をもつメスが大きな円形の巣を張ることで知られる身近な益虫です。
ジョロウグモ(女郎蜘蛛、学名:Trichonephila clavata)は、コガネグモ科(またはナゲナワグモ科)に属するクモの一種で、日本・中国・朝鮮半島・台湾などに分布しています。日本では平地から山地にかけて広く見られる、最も身近な大型クモのひとつです。
最大の特徴は雌雄の体格差(性的二型)にあります。メスは体長2〜3センチほどで、黄色・黒・赤の鮮やかな縞模様をもつ大型の個体。一方オスはメスの5分の1程度の小型で地味な体色です。メスが大きな円形の巣(直径数十センチ)を張り、その周囲に複数のオスが待機する様子が観察されることもあります。
巣には螺旋状に張られた捕獲糸と、外側に不規則な補助糸(バリア糸)が組み合わさっており、他のクモの巣と異なる構造を持っています。主にトンボ・バッタ・チョウなどの昆虫を捕食する肉食性の益虫で、農業害虫の自然防除にも貢献しています。
秋に産卵し、卵のうで越冬。翌春に孵化した小グモが風に乗って(バルーニング)分散していきます。無毒ではありませんが毒性は非常に弱く、人体への影響はほとんどありません。
使い方・例文
秋の公園や田んぼの周辺で、木と木の間や草むらに大きな円形の巣を張った姿でよく目撃されます。自然観察や理科の授業でクモの巣の仕組みを学ぶ際の代表例としても登場します。
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