クモとは?
くも
クモとは、8本の脚と糸を出す器官を持つ節足動物の一種で、世界中に約4万種以上が生息する肉食性の生き物です。
クモ(蜘蛛)は、節足動物門クモ綱クモ目(Araneae)に属する生き物の総称です。昆虫と混同されることがありますが、昆虫が6本脚・3体節(頭部・胸部・腹部)であるのに対し、クモは8本の脚と2体節(頭胸部・腹部)を持ち、触角がないという特徴で区別されます。世界中に約4万種以上が確認されており、南極大陸を除くほぼすべての陸上環境に生息しています。
クモの最大の特徴は、腹部の糸疣(いといぼ)と呼ばれる器官からクモの糸を出す能力です。この糸は強度と柔軟性を兼ね備えた天然素材で、種によって使い方が異なります。円形の網(コガネグモなど)を張るもの、地中に巣穴を作るもの、糸を使わずに俊足で獲物を追うもの(ハエトリグモなど)など、多様な生態があります。
すべてのクモは肉食性で、主に昆虫などの小動物を捕食します。多くの種は毒腺を持ち、毒で獲物の動きを止めてから体外消化を行います。ただし、日本に生息するクモの大部分は人体に害を及ぼすほどの毒を持っていません。例外として、セアカゴケグモは特定外来生物に指定されており、咬まれた場合には医療処置が必要です。
生態系においてクモは農業害虫を捕食する天敵として重要な役割を果たしており、農薬を使わない自然な害虫防除に貢献しています。また、クモの糸の特性を応用した新素材研究も進んでいます。
使い方・例文
庭の植物の葉の間に張られた丸い巣網を見かけたとき、その作り主として登場するのがクモです。また、「ハエトリグモが目の前でハエを捕まえた」のように、身近な観察の場面でも登場します。
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