ジャコウソウとは?
じゃこうそう
ジャコウソウとは、山地の湿った林内に生えるシソ科の多年草で、葉をもむと麝香(ジャコウ)に似た独特の芳香を放つことで知られる植物です。
ジャコウソウ(麝香草)は、シソ科ジャコウソウ属(Chelonopsis moschata)に分類される多年草で、日本の山地から亜高山帯の湿った林縁・沢沿いなどに自生します。名前の「ジャコウ」は麝香鹿(ジャコウジカ)から採れる高価な香料「麝香」を意味し、葉や茎を触れると甘い芳香が漂うことに由来します。
草丈は30〜80cmほどで、対生する葉は長卵形、縁に鋸歯があります。花期は夏から秋(7〜9月ごろ)で、淡紅色〜紫がかったピンク色の唇形花を下向きに咲かせます。花はシソ科らしい二唇形で、上唇と下唇に分かれた形が特徴的です。
ジャコウソウの芳香成分はモノテルペン類などが主体とされており、ハーブとして古くから民間薬や香料に使われた記録もあります。ただし現代では観賞用・園芸用としての利用が多く、山野草愛好家に親しまれています。
類似の名前をもつ植物として、シソ科のタイム(ジャコウソウ属)や「麝香草」と呼ばれるハーブがありますが、和名「ジャコウソウ」は本種を指すのが一般的です。
使い方・例文
ジャコウソウは山歩きの途中、沢沿いの薄暗い場所で見つかることがあり、葉に触れたときのふわっとした甘い香りで気づくことも多い植物です。
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