シロップ剤とは?
しろっぷざい
シロップ剤とは、薬の有効成分を糖類を含む液体に溶かした甘い内服液で、乳幼児や嚥下が困難な患者の服薬に広く用いられます。
シロップ剤(syrup)は、薬効成分を水・砂糖・糖アルコールなどを主成分とする粘稠な液体に溶解または懸濁させた液体製剤です。甘みがあり飲みやすいことから、小児の服薬に特に多く使われますが、嚥下機能が低下した高齢者や粉末・錠剤が苦手な成人にも処方されます。
- 甘みにより苦味・異味を抑え、服薬コンプライアンスを向上させる
- 液体のため投与量をmL単位で細かく調整できる(小児用量の計算が容易)
- 溶解・懸濁状態のため吸収が速い場合がある
- 粉砕不可の製剤が液体として提供される場合もある
代表的なシロップ剤として、アセトアミノフェンシロップ(解熱・鎮痛)、抗ヒスタミン薬シロップ(アレルギー・かぜ)、抗生物質ドライシロップ(水で溶かして服用するタイプ)などがあります。ドライシロップは粉末状で出荷され、使用前に水を加えて調製します。
保管の注意点として、調製後のシロップ(特にドライシロップ)は冷蔵保存が基本で、使用期限内(多くは2週間程度)に使い切る必要があります。また、糖分が多いため虫歯リスクを考慮し、服薬後の口腔ケアが推奨されることもあります。
使い方・例文
「乳幼児に解熱剤を飲ませる際、錠剤では難しいため甘いアセトアミノフェンシロップを体重に合わせたmL数で与えた。」抗アレルギー薬や咳止めにもシロップ剤が多く、小児科での処方で頻繁に登場します。
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