シャンボール城とは?
しゃんぼーるじょう
シャンボール城とは、フランス・ロワール渓谷にある16世紀建造のフランス王フランソワ1世の狩猟城で、フランス・ルネサンス建築の最高傑作のひとつです。
シャンボール城(Château de Chambord)は、フランス中部ロワール・エ・シェール県のコス・デュ・ベリイ自然公園内に位置するフランス王室の城館で、ロワール渓谷の世界遺産を構成する中核的建造物のひとつです。
建設はフランス王フランソワ1世の命により1519年に始まりました。完成までに数十年を要し、その後の王たちも改修を加えたため、最終的な規模は高さ約56メートルの主塔を中心に365の暖炉、440の部屋、84の階段をもつ巨大な城となりました。建物の外観はフランス・ゴシック様式の骨格にイタリア・ルネサンスの装飾を組み合わせた独特の様式で、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計に関与したという説が長く語られてきましたが、その証拠は確定していません。
城の象徴的存在として有名なのが「二重螺旋階段」です。二つの螺旋が絡み合い、上る人と下る人が交差しないように設計されており、建築上の奇跡と称されます。この設計にはダ・ヴィンチのスケッチとの類似が指摘されています。
フランソワ1世は主に狩猟のためにこの城を使用しており、実際に王の居所として使われた期間は短いものでした。ルイ14世も数度滞在し、モリエールが「町人貴族」を初演した場所としても知られています。現在は一般公開されており、年間約80万人が訪れるロワール随一の観光地です。
使い方・例文
シャンボール城はフランスのルネサンス建築や世界遺産の解説で必ずと言ってよいほど登場し、二重螺旋階段の写真は建築史の教科書でも使われています。
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