コノドントとは?
このどんと
コノドントとは、古生代から中生代にかけて海中に生息した絶滅した動物の総称で、その歯状の微小化石が地層の年代決定に広く利用されています。
コノドント(Conodont)は、約5億年前のカンブリア紀後期から約2億年前の三畳紀末まで海洋に生息した絶滅動物です。長い間、リン酸カルシウム製の歯状微化石(コノドント化石)しか知られておらず、その生物本体の姿は謎でした。1980年代以降の研究で、うなぎ状の柔らかい体を持つ脊索動物(脊椎動物の近縁)であることが明らかになりました。
コノドント化石の特徴と利用価値は以下の通りです。
- 大きさは数十マイクロメートルから数ミリ程度と非常に小さい
- 形状が時代によって変化するため、地層の年代を特定する「標準化石」として地質学で広く用いられる
- 熱変質指数(CAI)を持ち、岩石が受けた温度履歴(石油・ガスの熟成度評価)にも活用される
コノドント動物は捕食者の存在が少ない時代から繁栄し、世界中の海洋堆積物に化石が残されています。三畳紀末の大量絶滅イベントで消滅したと考えられており、約3億年にわたる繁栄を終えました。
地質調査や石油探査の現場において不可欠な微化石として、現代の地質学・古生物学でも研究が続けられています。
使い方・例文
「この地層のコノドント化石から、デボン紀の堆積物であることが判明した」のように、地質学の論文や地層調査の報告書でよく登場します。
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