コアホウドリとは?
こあほうどり
コアホウドリとは、北太平洋を広範囲に回遊する中型のアホウドリの一種で、ハワイ諸島などを主要な繁殖地とする渡り性の海鳥です。
コアホウドリ(黒足信天翁、学名:Phoebastria nigripes)は、ミズナギドリ目アホウドリ科に属する海鳥です。翼開長は180〜200センチメートルに達し、広大な翼を活かして北太平洋を長距離滑空します。全体的に暗褐色で、くちばしと足が黒いことが名称の由来であり、近縁のアホウドリ(コシジロアホウドリ)の白い羽毛とは異なる特徴です。
主な繁殖地はハワイ諸島(ミッドウェー環礁など)で、世界最大の繁殖コロニーの一つが存在します。日本では小笠原諸島や伊豆諸島でも繁殖が確認されています。繁殖期以外は北太平洋全域を広く回遊し、日本近海にも現れます。
食性は主に魚類・イカ・魚卵などで、水面近くを飛翔しながら採食します。寿命は長く、数十年生きる個体も知られており、つがい関係は長期にわたって維持されます。
近年、延縄(はえなわ)漁業による混獲や海洋プラスチックの誤飲が深刻な問題となっています。ミッドウェー環礁では、親鳥がプラスチックゴミを餌と間違えてヒナに与える事例が多数記録されており、海洋汚染の象徴的な事例として国際的に注目されています。
使い方・例文
海洋プラスチック問題を扱うドキュメンタリーや環境問題の授業で、プラスチックを飲み込んだヒナの事例として引用される場面でよく登場します。
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