ゲル製剤とは?
げるせいざい
ゲル製剤とは、薬剤を半固形のゲル状基剤に配合した外用製剤で、皮膚や粘膜への薬物送達を目的としています。
ゲル製剤とは、薬物有効成分をゲル状の半固形基剤(高分子ポリマーなどによって網目構造をもつ物質)に均一に分散または溶解させた外用医薬品・化粧品の剤形です。軟膏・クリームと並ぶ代表的な半固形製剤のひとつです。
ゲル基剤には水性ゲルと油性ゲルがあります。
- 水性ゲル:カルボキシビニルポリマー・ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子を使用。べたつきが少なくさっぱりした使用感が特徴で、皮膚への塗布や洗浄しやすさが優れます。
- 油性ゲル:流動パラフィンやワセリンをゲル化した製剤。高い保湿性と皮膚保護効果をもちます。
ゲル製剤の利点として、軟膏より伸びやすく均一に塗布しやすい点、透明または半透明で目立ちにくい点、薬剤の放出制御がしやすい点が挙げられます。また粘膜(歯肉・口腔内・鼻腔など)への適用にも用いられ、局所麻酔薬や抗炎症薬の口腔用ゲル製剤が臨床で多く使われています。
皮膚科領域では抗真菌薬・抗菌薬・ステロイドのゲル製剤が処方され、整形外科・スポーツ医学では非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のゲル製剤(インドメタシン・ジクロフェナクなど)が広く使用されています。
使い方・例文
打撲や筋肉痛の痛みに対して塗るタイプの消炎鎮痛剤(インドメタシンゲルなど)はゲル製剤の代表例で、患部にスムーズに伸ばして使用します。
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