半固形製剤とは?
はんこけいせいざい
半固形製剤とは、軟膏・クリーム・ゲルのように固体と液体の中間的な性状を持つ医薬品剤形の総称です。
半固形製剤(semi-solid preparations)とは、皮膚や粘膜に塗布・貼付することを目的とした医薬品の剤形で、固体でも液体でもない中間的な性状(粘稠性・展延性)を持つものの総称です。主に外用薬として使用され、患部に直接適用して局所的な薬効を発揮させます。
半固形製剤の主な種類には以下があります。
- 軟膏(ointment):油脂性基剤(ワセリンなど)を主体とし、皮膚への密着性が高く、角質層の保護・水分保持に優れる
- クリーム(cream):水中油型または油中水型の乳剤状で、軟膏より伸びがよく使用感が軽い
- ゲル(gel):水性ゲル基剤を用いており、べたつきが少なく頭皮や体毛のある部位にも塗りやすい
- ペースト(paste):固体粉末を多量に含む硬めの製剤で、局所への密着性が高い
半固形製剤は、皮膚炎・湿疹・乾癬などの皮膚疾患治療薬(ステロイド外用薬など)、抗菌薬、保湿剤など幅広く応用されています。製剤の性状は有効成分の吸収速度や使用感に影響するため、疾患や患部の状態に応じて適切な種類が選択されます。近年は経皮吸収型製剤として全身効果を狙うものも開発されており、貼付剤との境界が広がっています。
使い方・例文
アトピー性皮膚炎の治療でステロイドの軟膏やクリームが処方される場面が典型的な例です。患部の状態(急性期・慢性期、乾燥・滲出液など)に応じて、軟膏とクリームを使い分けることがあります。
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