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ケラク城とは?

けらくじょう

ケラク城とは、ヨルダン中部の高原都市ケラクに建つ十字軍時代の巨大な城塞で、中東における中世城郭建築の代表的遺産です。

ケラク城(Al-Karak Castle)は、ヨルダン中部、死海の東岸から約1,000メートル高原に位置する都市ケラクに建つ中世の城塞です。天然の断崖に守られた要衝に立地し、かつてはモアブ、ナバテア、ビザンツなど多くの文明が行き交った地でもあります。

現在残る城の大部分は、12世紀に十字軍(エルサレム王国)がこの地を掌握した際に築いたものです。1142年頃から本格的な建設が始まり、トランスヨルダン領主の拠点として機能しました。エジプト・シリアとメッカを結ぶ隊商路を監視・制圧できる戦略的要地として重要視され、十字軍の著名な指揮官シャティヨンのルノーの本拠地ともなりました。

1187年のハッティンの戦いでのサラディン率いるアイユーブ朝の勝利後、城は1188年にイスラム勢力の手に渡り、その後はマムルーク朝が大幅に増改築を行いました。城内には十字軍時代とマムルーク朝時代の建築が混在しており、中世中東の宗教・文化の交差を物語っています。

現在は博物館として公開されており、地下回廊や城壁、礼拝堂跡などを見学できます。中東の城郭遺産として学術的・観光的価値が高く、ヨルダンを代表する史跡の一つです。

使い方・例文

「ケラク城の地下通路を歩くと、十字軍時代の石造建築の規模と堅固さを実感できます。」中東史・十字軍・ヨルダン観光の話題で登場します。

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