グンブリとは?
ぐんぶり
グンブリとは、モロッコを中心とした北アフリカのグナワ(グナウィ)音楽で使用される伝統的な3弦の低音弦楽器で、精霊儀礼の場でも中心的な役割を担います。
グンブリ(Guembri、Gimbri、またはHajhoujとも表記)は、モロッコを中心とする北アフリカに伝わるグナワ(Gnawa)音楽で用いられる伝統的な撥弦楽器です。3本の弦を持つ低音弦楽器で、共鳴胴は木材または動物の皮で作られた箱型または洋ナシ型をしており、弦は駱駝の皮など天然素材で作られることが多いです。
グンブリの音域は非常に低く、重厚で深みのある音色が特徴です。グナワ音楽においては、グンブリの奏者(マアレム)が演奏を主導し、精神的な権威を持つ存在とされています。グナワ音楽は、西アフリカ出身の奴隷の末裔とされるグナワ族の人々が伝えてきた音楽文化で、リラ(Lila)と呼ばれる精霊儀礼の儀式でも中心的役割を果たします。
グンブリの特徴をまとめると以下の通りです。
- 弦は3本で、指で弾くか皮のプレクトラムで演奏されます。
- クラカブ(金属製のカスタネット状の楽器)と組み合わせて演奏されることが多いです。
- 繰り返しのリズムパターンを基盤とするトランス的な音楽表現に適しています。
2019年にユネスコの無形文化遺産に登録されたグナワ音楽とともに、グンブリは世界的な注目を集めています。ジャズやブルース、ワールドミュージックとのコラボレーションでも使われるようになっており、現代音楽シーンでもその存在感を増しています。
使い方・例文
グンブリはワールドミュージックのアルバムや、モロッコを舞台にしたドキュメンタリーの音楽シーンで耳にすることができ、独特の低音が印象的な楽器として紹介されます。
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