グレーブス病とは?
ぐれーぶすびょう
グレーブス病とは、甲状腺が過剰に活動する自己免疫疾患で、動悸・体重減少・眼球突出などの症状を引き起こす甲状腺機能亢進症の代表的な原因です。
グレーブス病(バセドウ病とも呼ばれる)とは、自己免疫の異常によって甲状腺が過剰に刺激され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。19世紀にアイルランドの医師ロバート・グレーブスが報告したことからこの名がつきました(日本ではドイツの医師フォン・バセドウの報告名が普及しています)。
本来は細菌などの異物を攻撃すべき免疫システムが誤作動し、甲状腺を刺激するTSH受容体に対する自己抗体(TRAb)を産生します。この抗体が甲状腺を持続的に刺激するため、甲状腺ホルモン(T3・T4)が過剰に分泌されます。
主な症状は次のとおりです。
- 動悸・頻脈(心拍数の増加)
- 体重減少・食欲亢進
- 手の震え・発汗・暑がり
- 眼球突出(眼窩内の組織が炎症で膨らむ)
- 甲状腺の腫れ(甲状腺腫)
女性に多く発症し、20〜40代に多い傾向があります。診断には血液検査(甲状腺ホルモン値・自己抗体の測定)と超音波検査が用いられます。治療は抗甲状腺薬による薬物療法が主体で、放射性ヨウ素療法や手術も選択肢となります。適切な治療で多くの場合は良好にコントロールできます。
使い方・例文
甲状腺専門外来や内科での検査結果の説明、健康診断の異常値フォローアップなどで登場します。「甲状腺機能亢進症の原因としてグレーブス病が確認された」といった形で使われます。
この用語をシェア
最終更新: