バセドウ病とは?
ばせどうびょう
甲状腺が自己免疫の異常により過剰に働き、動悸・体重減少・眼球突出などの症状をきたす病気のことです。
バセドウ病(Basedow病、英語ではGraves disease)とは、自己免疫疾患の一つで、甲状腺を刺激する自己抗体(TSH受容体抗体)が産生され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症の代表的な疾患です。19世紀のドイツ人医師カール・フォン・バセドウにちなんで命名されました。
甲状腺ホルモンが過剰になると、全身の代謝が過度に亢進し、次のような多彩な症状が現れます。
- 動悸・頻脈・心房細動
- 体重減少(食欲は旺盛なのに痩せる)
- 手のふるえ・発汗増加・暑がり
- 眼球突出(眼窩内の組織が腫れるため・バセドウ眼症)
- 疲れやすさ・筋力低下・情緒不安定
好発年齢は20〜40代で、女性に多く(男女比は約1:4〜5)見られます。遺伝的素因に加えストレス・喫煙・出産後などが発症に関与することがあります。
診断は血液検査(甲状腺ホルモン値・TSH・TSH受容体抗体)と画像検査で行います。治療は大きく三つの選択肢があります。
- 抗甲状腺薬:メルカゾールなどで甲状腺ホルモンの産生を抑える(最も一般的)
- 放射性ヨード治療:放射線で甲状腺を縮小させる
- 手術(甲状腺切除):甲状腺を切除する
使い方・例文
「最近よく食べているのに体重が減る」「動悸が続く」「目が出てきた気がする」といった症状で内科・内分泌科を受診し、バセドウ病と診断される場面でよく登場します。
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